ライドシェアリングは交通混雑を悪化させる


UberやLyftなどのライドシェアリングサービスは交通混雑を悪化させているとのショッキングな研究レポートが発表された。

都市交通に関する調査・研究を行っているSchaller Consultingの代表のBruce Schaller氏が執筆したレポートを、The Washington Postが紹介している。

同レポートによれば、ライドシェアリング(より正確にはライドヘイリング)サービスは、ニューヨークなどの大都市の交通混雑を悪化させており、特にUberPOOLやLyft Lineといった相乗り型のサービスが悪化をさらに増幅させているという。

タクシー型のUberXやLyftは自家用車の使用や保有を減らすと謳われていたが、実際には自家用車の使用も保有も減っていない。

そればかりか、相乗り型のサービスが増えたことで、これまで地下鉄やバスなどの公共交通機関を利用していたユーザまでもがライドシェアリングサービスに取り込まれている。

その結果、道路を走る車両の数は減るどころかますます増えている。早急に解決策を講じないと大変なことになると警鐘を鳴らしている。

たしかに、この頃街でよく見かけるようになったUberやLyftの車両。こんなに多いのでは却って交通量が増えてしまっているのではないかという気が薄々していたが、それを裏付ける研究結果だ。