T-Mobileが無制限プランの低額メニューを導入


T-Mobileが無制限プランの低額メニュー「Essentials」を導入する。

主力の無制限プラン「T-Mobile ONE」よりも安く利用できる代わりに、いくつかデメリットがある。余計なものを取り払って必要不可欠なものだけにした「ベーシックプラン」の位置付け。提供開始日は8月10日。

「Essentials」プランの月額料金は1回線目が60ドル、2回線目が30ドル、3回線目以降6回線目までが1回線につき15ドル。4回線の場合は合計で120ドルとなり、1回線あたり30ドルで利用できる。最大6回線まで利用可能。

「T-Mobile ONE」に比べて、1回線あたり10ドルから15ドル安く利用できる代わりに、以下のような特徴がある。

  • ネットワーク混雑時には他の顧客よりも「優先的に」速度が制限される。その上データ使用量が50GBを超えるとさらに速度が制限される。
  • 税・付加料が別途かかる(T-Mobile ONEは税・付加料込み)。
  • Netflixが無料で利用できない(T-Mobile ONEは無料で利用できる)。
  • メキシコとカナダでは音声、テキスト、データ(2G速度)が無料(T-Mobile ONEは音声、テキスト、5GBまでの高速データが無料)。
  • 海外ローミングは、テキストが無料(T-Mobile ONEはテキストと128kbpsのデータが無料)。

なお、ビデオ品質はT-Mobile ONEと同様に480pとなり、モバイルホットスポットも同様に3G速度で無制限に利用できる。

それにしても、そもそも無制限プランをわかりやすく1本にしようという趣旨で「T-Mobile ONE」を導入したはずなのに、その後「ONE Plus」が出て、「ONE Plus International」が出て、55才以上向けの「Unlimited 55+」が出て、どんどん複雑になっている。

制限もどんどん増えている。