オフィスの舞台が破綻の危機に


人気のコメディドラマ「The Office」の舞台となっているスクラントン市が破綻の危機にある。

「The Office」より

「The Office」の登場メンバーが所属する会社は「Dunder Mifflin」というコピー用紙を販売する架空の会社(コピー用紙だけにペーパーカンパニー)だが、その舞台となっているスクラントン市はペンシルベニア州にある実在の町だ。

この町が破綻の危機に瀕している。これは実話だ。お金がなくて職員に給料をまともに支払えない状態だそうだ。「The Office」に影響が出ないことを祈る。

そういえば、先月末にはカリフォルニア州のストックトン市が破産申請したばかり。地方自治体の破綻としては最大規模だそうだ。他にもこんな町がいっぱいあるようだ。

ストックトン市はサンフランシスコのベッドタウン。数年前に住宅ブームで沸いたが住宅バブルが弾けた。お金がなくなって警察官を減らしてしまった。犯罪が多くてカリフォルニア州で2番目に危険な町だ。スクラントン市と名前が似ているのが気になる。

ちなみにカリフォルニア州で一番危険な町はサンフランシスコの隣のオークランド。ここもお金がなくて警察官の数を減らしている。既にカリフォルニア州で一番危険な町であるにもかかわらず。

アメリカの地方自治体の財政危機は深刻だ。その大きな原因は公務員への手厚い保護にある。給与・年金体系が実に充実しているそうだ。公務員の削減や待遇見直しは是非やってもらいたいが、警察官の数を減らすのはちょっと・・・

Leave a Reply