T-Mobileの「ワイヤレスファースト」TVサービス計画


T-Mobileが「ワイヤレスファースト」のTVサービスを計画していることが明らかになった。

これはT-MobileとSprintの合併に関するFCCとの協議の中で、Sprintと合併することにより合併しない場合よりもいいサービスが提供可能になるという主張をサポートする材料の1つとして説明資料に含まれたもの。

T-Mobileは2017年12月にLayer3 TVの買収を発表し、2018年中に市場破壊的なTVサービスを提供することとしていたが、そのときに想定していたものよりも、もっといいTVサービスが提供できるようになるらしい。

T-MobileのFCCへの提出資料より

FCCに提出した説明資料の中では、合併することにより、容量、カバレッジともに強大な5Gネットワークが構築できるので、都市地域のみならず過疎地域においても4K品質のTVサービスを「ワイヤレスファースト」で提供できるとしている。

また、合併することにより、初めてのワイヤレスオンリーのTV+ホームインターネットのバンドル提供が可能になるとしている。これは別に合併しなくても可能なのではないかと思われるが、サービス内容の詳細は不明だ。

さらに、合併した場合は合併しない場合に比べて顧客ベースは2倍になるので、スケールメリットが享受できるとしている。これは単位あたりのコストを下げて安い料金で提供できることにつながるのだろうが、具体的な料金額などは発表されていない。

視聴できるチャンネルの数やラインナップなどの具体的なサービス内容も明らかにされていない。

というわけで、現時点では極めて限られた情報しかないが、とりあえずT-Mobileの初めてのTVサービスは同社のワイヤレスサービスの顧客に提供する形となるようだ。