SprintからT-Mobileに乗り換えてみる(その3)


iPhone XSのプロモーションを利用してSprintからT-Mobileに乗り換えるべく、T-MobileにiPhone XSを3台申し込み、何とか手続きを完了したが、契約内容を確認したらプロモーションが適用されることはどこにも書いていなかったので不安になった件の続編。

これはカスタマーサービスに聞くしかない、ということで、まずはチャットで聞いてみることにした。

T-Mobileのwebサイトより

T-Mobileのwebサイトを開くと自動的に「Chat Now」というボタンが表示されていたので、これをクリックしてみた。用件は「1. T-Mobileに関する質問、2. T-Mobileのアカウントに関する質問、3. T-Mobileのアカウントに新規回線を追加する」の3つの中から選ばないといけない。

3だけがなぜか具体的だ。どれも当てはまらないような気がするが、T-Mobileのアカウントはまだできていないはずなので、とりあえず1を選ぶ。名前を入力して「Submit」を押すとチャット上に担当者が出てきた。

「Phone XSを3台オンラインで申し込んだところだが、2台買うと700ドル返金されるオファーが適用されるのかどうかを確認したい」

「適用されるはずだが、念のため担当部署に電話して確かめることをお勧めする」と言って担当部署の電話番号を教えてくれた。担当が違っていたようだ。しかも電話で確認しないといけないようだ。

教えられた電話番号に電話してみた。

T-Mobileは「アンキャリア」施策の一環でカスタマーサービスを改善し、自動音声を廃止して生身の人間が出ることになったはずだが、この件で電話したときの一次対応はやはり自動音声だった。

発信番号を自動的に認識し、T-Mobileに登録されていない電話番号だと判断したらしく、アカウントがないようだが、別のアカウントに関する質問は「switch account」、オペレータと話したい場合は「representative」と発声するよう促される。

「representative」と発声してみたが、「認識できない」との返答。次に、別のアカウントに関する質問なら「yes」、そうでないならそのまま待つように言われたので、そのまま待っていたら生身の人間が出てきた。

「iPhone XSを3台オンラインで申し込んだところだが、2台買うと700ドル返金されるオファーが適用されるのかどうかを確認したい」

「まずは電話番号をどうぞ」

「今新規に申し込んだばかりなので、電話番号はまだ登録されていないと思うのだが」

「アカウントがないということか」

「昔使っていたアカウントはあるが、それでもいいか」

それでやってみようと言うので、電話番号と氏名を伝えると、確かにアカウントは閉鎖されていることが確認できたとの返事。

「このオファーを利用するにはアカウントが必要だ」

「たった今新規に申し込んだばかりなので、まだアカウントはない」

「残念ながら、アカウントがないとこのオファーは適用できない。オファーを利用するためには、まずアカウントを開設した上で、iPhone XSを2台購入して1回線を追加する必要がある」

「新規に申し込んだのだからアカウントはこれから作られるのではないか。このオファーは新規顧客も利用可能となっているが、アカウントがないと利用できないとなると新規顧客はどうやってこのオファーが利用できるのか」

「非常に稀なケースなので確認してみる」

これが非常に稀なケースなのか。単に新規顧客がプロモーションを使いたいと申し込んできただけではないか。

「ところでこのオファーをどのようにして知ったのか」

「T-Mobileのwebサイトで知った」

「申込みはどこでやったのか」

「T-Mobileのwebサイトで申し込んだ」

「オーダーナンバーはあるか」

「ある」と言って、オーダーナンバーを知らせた。最初にこれを聞くべきだったのに、電話番号を聞いてきたのが間違いのもとだ。

「確認してみる」と言って、しばらく待たされた後、「新規顧客の場合は自動的にオファーが適用されるので、何もする必要はない」との返事。やっと期待していた回答が得られた。

これで一安心したが、この調子だとこれから何が起こるか、まだまだ油断はできない。