Metro by T-Mobileが新プリペイドプランを開始


「MetroPCS」が「Metro by T-Mobile」に改称してサービスを刷新し、新しいプリペイドプランの提供を開始した。

10月8日に開始した新しいプリペイドサービスでは、これまでの月30ドルと月40ドルのプランに加えて、データが無制限に使える月50ドルと月60ドルのプランが追加された。なお、これまでの月40ドルのプランはデータが2倍の10GBに増量された。

Metro by T-Mobileのホームページより(以下同じ)

月50ドルと月60ドルのプランにはどちらもGoogleのクラウドサービス「Google One」(100GB)が特典として付いている。

両プランの違いはモバイルホットスポットの容量と、Amazon Primeメンバーシップの特典が付いているかいないか。Amazon Primeのメンバーシップは年会費が119ドルなので、モバイルホットスポットは要らないがAmazon Primeはほしいという人は、月50ドルのプランを選択して、Amazon PrimeはAmazonに直接加入した方が少しお得だ。

T-Mobileのネットワークを使用するので、カバレッジや品質等はT-Mobileのポストペイドサービスと変わらないはずだ。月のデータ使用料が35GBを超えると速度制限がかかる場合がある。T-Mobileのサービスの速度制限は50GBなので、ここが少し違う。

プリペイドとポストペイドの違いは、料金を月初に払うか月末に払うかの違いくらいで、特にデータが無制限だと毎月払っている分にはプリペイドでもポストペイドでも区別はつきにくい。

それで料金や端末代金が安くなるのなら、プリペイドサービスの利用も一考に値する。

端末代金と言えば、最新のiPhone XS/MS MaxがMetro by T-Mobileで割り引きされている。Metro by T-MobileのiPhoneのページでは、iPhone XSの64GBモデルが999ドルのところ、799ドルと、200ドル引きになっていた。

ところが、詳細をクリックすると、同じモデルが849ドルと、150ドル引きに変わっていた。

これはどういうことか、どこかに説明はないかとページ内を細かく見ていたら、色で価格が違うことがわかった。スペースグレイは849ドルだが、シルバーとゴールドは799ドルだった。

色で価格が違うのか。こういう発見があるところも、プリペイドサービスの楽しみの1つではある。

それにしても、つい最近まで「PCS」という名称を使っていたというのが結構驚きだ。