スクーターなんかいらない


電動スクーターシェアリングのLimeがスクーターをリコールした。使用中に壊れてバラバラになる恐れがあるという。

The Washington Postが伝えた。

Limeは電動スクーターシェアリングに使うスクータをいくつかのメーカーに作らせているが、今回のリコールの対象となったスクーターは中国のOkai社製のモデル。

米国だけでなくグローバルな問題とされているが、対象モデルが投入されている都市や台数などは明らかにしていない。

既にネット上では壊れたスクーターの写真が相次いで投稿されている。

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当初、ユーザから「壊れた」と指摘があったときは、Limeは「ユーザの使い方が悪いからだ」としていたが、その後の調査で製造上の欠陥が判明したらしい。

壊れたスクーターが街角に放置されていると、きっと誰かが悪戯や嫌がらせでわざと破壊したのだろうと思いがちだが、正しく使っていて壊れてしまった可能性もあることを考えさせられる。

Limeは8月には別モデルのスクーターのバッテリーに欠陥があり、発火する可能性があることが判明し、対象モデルを回収したばかり。このときの対象スクーターはSegway-Ninebot製のモデル。

10月には発火の可能性のある対象モデルのリコールを発表した。その際、これは製造上の問題だとしてSegway-Ninebotのせいにし、一方Segway-Ninebotは使い方や運用上の問題だと反論してLimeやユーザのせいにした。

こういう見苦しい責任のなすりつけ合いを見ると、「スクーターなんかもういらない」という気持ちになってしまう。