VerizonがFios TVサービスで新しいセットトップボックス(STB)を導入した。
新しいSTB「Fios TV One」は、以下のような機能がある。
- 高機能音声操作リモコン ー チャンネルの切り替え、ビデオオンデマンドの検索、録画装置のコントロールなどが音声で行える。
- Wi-Fi接続性 ー STBを従来型の同軸ケーブルでもWi-Fiでも接続できる。配線不要なのでテレビを部屋の中のどこにでも動かせる。
- Netflixの組み込み ー Netflixのコンテンツもその他のTV番組と同じようにシームレスに視聴できる。
- 4K Ultra HD TV対応 ー 100%ファイバネットワークでフル4K UHD品質のTV視聴ができる。
利用可能な地域は、今のところピッツバーグ、ハリスバーグ、ニューヨーク市、アップステート・ニューヨーク、マサチューセッツ州、バージニア州リッチモンド。その他のFios提供地域にも12月から1月にかけて拡張する。
新規顧客はFiosギガビット・電話とセットで申し込むことができ、料金は月79.99ドル。Amazon Primeの会費が1年分とAmazon Echo(第2世代)が特典として付いてくる。
既存顧客はFios TV Oneに無料でアップグレードすることができる。ただし機器代が別途かかる場合がある。
それにしても、近頃はサービスなどの名称に「One」を付けるのが流行りのようだ。
Comcastは「Xfinity X1」、Alticeは「Altice One」という、Fios TV Oneと同様の機能を備えた機器とサービスを既に提供している。
ワイヤレスではT-Mobileが「T-Mobile ONE」という無制限プランを提供している。
そういうわけで、Fios TV Oneはネーミングといい機能といい、特に目新しさはないが、映像系サービスには力を入れないと言っていたVerizonが映像系サービスを拡充したというところに意義がある。