映像業界で最もパワフルな人物は


映像業界で最もパワフルな人物に、Comcastのブライアン・ロバーツCEOが選ばれた。

FierceWirelessが実施したワイヤレス業界の重要人物に続いて、FierceVideoが2018年の米国の映像業界で最もパワフルな人物の読者投票をトーナメント方式で実施した。見事優勝を飾ったのは、Comcastのブライアン・ロバーツCEO。

FierceVideoより

ロバーツCEOと決勝戦で戦ったのはAmazon Studiosのジェニファー・サルケCEOだった。

Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOもノミネートされたが、1回戦でYouTubeのスーザン・ウォジスキCEOに敗れた。そのウォジスキCEOを下したサルケ氏が、その勢いのままにFox Newsのルパート・マードック会長をも下し、準決勝ではNetflixのリード・ヘイスティングCEOをも蹴散らして決勝に進出した。Amazonの独自コンテンツ制作の影響力を物語る。

通信キャリアではAT&T Communicationsのジョン・ドノバンCEOがワイヤレスと映像の両方にノミネートされたのが特記される。ワイヤレス戦ではCiscoのチャック・ロビンスCEOに敗れたが、映像戦ではマードック会長に敗れた。

AT&Tの傘下となったWarnerMedia(旧Time Warner)からはジョン・スタンキーCEOがノミネートされたが、準々決勝でロバーツCEOに敗れた。

準決勝でロバーツCEOに敗れたのが、T-MobileのEVPで買収される前のLayer3 TVのCEOだったジェフ・バインダー氏だ。

やはり現時点ではComcastの影響力は絶大だ。