T-Mobileがキャリア決別日を創設


T-Mobileがキャリアと決別する全国記念日を創設した。

T−Mobileは2月13日を「National Break Up With Your Carrier Day(全国キャリア決別日)」に定め、この日を全国的な記念日として「National Day Calendar」に登録した。

とりわけ、VerizonとAT&Tの顧客をターゲットにして、この機にキャリアと決別してT-Mobileに乗り換えようと呼びかけている。

この日をバレンタインデーの前日に持って来たのは、せっかのバレンタインデーを愛情のないキャリアと一緒に過ごすのはあまりにも忍びないので、その前日に決別しやすい状況を作ってあげようという配慮だ。

人生は短いのだから、愛情のないキャリアとの関係に縛られている暇はない。さっさとキャリアと決別して、最も愛されているワイヤレス会社の顧客に仲間入りするよう訴えかけている。

この日を祝して、T-Mobileは2つのプロモーションと1つの特別イベントを実施する。

プロモーションの1つは、他社から乗り換えると廉価版無制限プラン「T-Mobile Essentials」2回線を2台分の端末代金込みで月100ドルで提供するというもの。

Essentialsプランの通常料金は1回線で月60ドル、2回線目が月30ドルだから、2回線だとプラン料金だけで月90ドル。すなわち、2台分の端末代金が月10ドルで済むことになり、24回払いなので総額240ドルで端末2台が買えることになる。

ただし、購入可能な端末はREVVL、REVVL Plus、REVVL 2、LGのAristo、Aristo 2 Plus、K20 Plus、Motorolaのe Playなど、比較的知名度の低い端末に限られる。

T-Mobileのホームページより

なお、廉価版のEssentialsプランでは不十分という人に対しては、通常のT-Mobile ONEプラン2回線を端末2台付きで月130ドルで提供するという選択肢も用意する。

T-Mobile ONEの通常料金は1回線で月70ドル、2回線目は月60ドルだから、2回線だとプラン料金だけで月130ドル。すなわち2台分の端末代金がまるまる無料になることになる。これは昔よくあった「0ドル端末」の変形だ。

もう1つは、Verizonの顧客を対象にした乗換えプロモーション「#GetOutoftheRed」の対象端末に、Pixel 3、3 XLなどの最新機種を追加するというもの。

このプロモーションでは、対象機種を持っているVerizonの顧客は、端末持ち込みでT-Mobileに乗り換えると、Verizonの端末代金の残債につき、最大650ドル分をプリペイドカードの形で返金してしてくれる。

こういうプロモーションは最新スマホをお得にゲットできるチャンスだが、現在Verizonの顧客でない場合は一旦Verizonに乗り換える必要があり、しかもVerizonの顧客になってから90日以上経っている必要があるので、タイミングが難しい。

さらに特別イベントとして、2月11日から13日までの間、面白い「別れ話」を募集している。応募するには期間内にTwitterで「#MyFunnyBreakUpStory」と「#promotion」というハッシュダグを付けて「別れ話」にまつわる面白いストーリーをツイートする。優秀作品には1,000ドル相当の最新スマホが贈呈される。

特に面白い別れ話のないT-Mobileの顧客にとっては関係のない話だった。