アメリカの「カロリー」には要注意


アメリカで「カロリー」と言えば「キロカロリー」のことなので、注意を要する。

これに気がついたのは、Krispy Kremeが毎月第1金曜日に実施している「TGIC(Thank Goodness It’s Chocolate)」の案内が来たからだ。

Krispy KremeからのDMより

この日にはオリジナルグレーズドドーナツをチョコレートでコーティングした「チョコレートグレーズドドーナツ」が販売される。

ただでさえカロリーが気になるドーナツ。全身がチョコレートで覆われると、一体どのくらいのカロリーになるのだろうと調べてみたら、何と「250 Calories」。

オリジナルグレーズドドーナツのカロリーは「190 Calories」となっているので、チョコレートで「60 Calories」が追加されている。

ところで、日本では一般的に1日の摂取量は2,000キロカロリーなどと言われているが、もしドーナツ1個が「200カロリー」とすると、ドーナツばかり食べるなら1日に1万個食べても大丈夫ということになる。そんなことがあるかいな。

日本のクリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパンのホームページによると、オリジナルグレーズドドーナツのカロリーは「216 キロカロリー」となっている。

これでアメリカの「カロリー」は日本の「キロカロリー」だということがわかった。

米農務省(USDA)がスポンサーとなっているwebサイト「Nutrition.gov」では、「カロリー(Calorie)」とは「キロカロリー(kilocalorie)」のことだと説明している。通常の「calorie」と混同しないように頭を大文字の「C」にしているとのことだ。

文章では区別できても会話などでは区別することは難しいだろうに。とにかく、カロリーの話をするときは特に注釈がなくてもキロカロリーのことだと解釈した方がよさそうだ。

それでも特に問題なく世の中は動いている。