YouTube TVが値上げ


YouTubeがTVサービスの料金を値上げした。

YouTubeは4月10日、TVサービス「YouTube TV」の月額料金を39.99ドルから49.99ドルへ、10ドルも値上げした。値上率で言えば25%という大幅値上だ。さらにAppleを通して支払う場合には54.99ドルになるという驚きの新料金も発表した。

「その代わりに」ということだろうが、YouTubeは同時に、Disconvery Channelなどいくつかのチャンネルを追加して、視聴可能なチャンネルは70以上になったとも発表した。

顧客の声を聞き入れたとしているが、料金を上げてもいいからチャンネルを増やしてほしいと言っている顧客がどれほどいるのか、甚だ疑問だ。むしろ、チャンネルを減らしてもいいから料金を下げてほしいという顧客の方が多いのではないか。

折しも、DirecTV Nowが5月1日から値上げするというので、代替サービスを探していたところだ。YouTube TVもその有望な候補になっていたが、10ドル値上げするとDirecTV Nowの新料金と同じになってしまう。

料金を値上げするのが当たり前のようになっている米国の映像業界は、どうかしている。