見苦しい設備に関してT-MobileがSFに敗訴

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通信設備の景観上の制限に関して、T-Mobileがサンフランシスコを訴えていたが最高裁で敗訴した。

屋外に設置するアンテナなどの通信設備に関して、サンフランシスコ市・郡は、通信事業者に対し、設置しようとするときは事前に許可を取得することを義務付けており、その設備が景観上見苦しいと市・郡が判断した場合には許可しないことができるとした条例を設けている。

これに対して、T-Mobileなどは、通信事業者は通信設備を設置するために公共の施設を使用することのできる公益特権が州法で認められているので、市・郡の条例はこれに違反するとして訴えていた。

Bloombergなどによると、カリフォルニア州最高裁は4月4日、T-Mobile側の訴えを棄却する判断を下した。すなわち、サンフランシスコでは見苦しい通信設備を設置することができないことが確認された。

これはT-Mobileや他の通信事業者にとっては痛手だ。特に、今は5G用に多数の設備を設置しないといけない状況だ。

見苦しくない場所に、見苦しくない形の設備を設置しないといけないとなると、コストが増大する可能性もある。そのコスト増が通信料金に転嫁されると、ユーザにとっても痛手だ。

ただし、サンフランシスコの美しい景観が保たれるというメリットはある。さらに今後は見かけ上はアンテナだとわからないようなものが登場する可能性があるという楽しみもできた。

世の中には、サボテンやヤシの木などの植物の形をしたアンテナもあるそうだ。

サンフランシスコには是非、サンフランシスコらしいアンテナを立ててほしいものだ。たとえば、フィッシャーマンズワーフにはカニの形のアンテナを立てるというのはどうか。