DirecTV Nowの顧客減少が続く


AT&Tのビデオストリーミングサービス「DirecTV Now」の顧客減少が止まらない。

AT&Tが4月24日に発表した2019年第1四半期決算で、DirecTV Nowの顧客が8万3,000件の純減となった。

2018年第4四半期には26万7,000件の純減だったので、それに比べると改善しているが、まだ減少が止まっていない。

2019年第1四半期と2018年第4四半期を合わせると35万件の純減で、顧客数は約150万件となり、2018年第2四半期と第3四半期に獲得した純増分をほぼ失ったことになる。

顧客減少の理由はプロモーションの終了や度重なる料金値上げだ。顧客を増やすより利益を増やすことを優先しているのだから仕方がない。

それで思い出したが、今ままで使っていた月40ドルのプランが5月1日から10ドル値上げされて月50ドルになる。

契約満了までまだ数日あったが、忘れないうちに解約しておくことにした。

解約手続きはオンラインで簡単にできるが、手続きの途中で何度も、考え直さないかのと誘いを受ける。

料金プランは新しくなっているので、今解約するともう二度とこのプランには戻れないとの警告メッセージも出る。

チャット画面も出てきて、何かできることはないかと聞いてきた。

すべての誘いを断って、解約手続きを完了した。

手続き完了後の画面でも、今ならまだ簡単・迅速に再開できるとのメッセージが出た。

それを無視してブラウザを閉じたら、サービスの解約が完了したとのメールが来た。「See you later!」の代わりに「Stream you later!」となっていた。

契約期間の途中で解約しても日割りで返金してくれるようなことはないが、契約期間の満了までは使えるらしい。

顧客減少に加担するのは忍びないが、料金値上げなどのサービス悪化に対しては断固とした態度を示すことが大切だ。