プリペイドが見直されている


プリペイドのスマホが最近よく売れているようだ。NPD Groupによると、2012年第2四半期のスマホ販売台数は前年より9%増加したが、その要因はプリペイドのスマホがほぼ倍増したことによる。

NPD Groupのレポートより

ポストペイドは伸び率ゼロだったのに対し、プリペイドは91%増加した。プリペイドがほぼ倍増したのに全体の伸びが9%だったということは、プリペイドのシェアが10%程度だったのが、20%程度になったということか。

Verizon Wirelessがデータシェアプラン「Share Everything」を発表したときに、ユーザーからものすごい不満の声が出た。実質的に大きな値上げになるケースが多かったからだ。もうVerizonはやめてプリペイドにするという声が結構多かったように思う。

第2四半期はまだデータシェアプランの影響はほとんど出ていない期間だが、それでもプリペイドが増えているのは、高機能のスマホがプリペイドでも使えるようになったからだというのがGigaOmの見方。

以前はプリペイドと言えば、ベーシックなおもちゃのようなケータイばかりだったが、最近ではVirgin MobileとLeap WirelessがiPhone 4Sを販売するほか、Androidスマホは各社ともさまざまな機種を取り揃えている。

これからVerizonのデータシェアプランの影響が徐々に出てくれば、ますますプリペイドが増加することが予想される。ようやくプリペイドが日の目を見る時代がやってきた。

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