台所用品の中で電気圧力鍋が意外なヒット作になっている。
大人気になっているのは「インスタントポット」という製品。1台で圧力鍋、炊飯器、スロー調理器、ヨーグルトメーカー、ケーキメーカーなど、10種類の調理器具の役割をこなす。
Wi-Fi接続してスマホや音声アシストスピーカーで操作できるモデルもあるが、そうでないモデルでも人気があるというので、スマート性が人気の理由ではなさそうだ。
定価は容量により3クォートが119.95ドル、6クォートが149.95ドル、8クォートが179.95ドル(1クォートは約1リットル)。
Amazonでは通常、3クォートが99.95ドル、6クォートが105ドル、8クォートが126ドルで販売されている。
これが今、Amazonでは「ベストセラー」になっており、評判もすこぶる良いそうだ。熱狂的なファンも多く、「カルト」と呼ぶ人さえいるほどだ。
Engadgetによると、Facebookの公式グループには190万人のメンバーがいて、ファンが作成したグループも100以上あり、約3万件のレビューが寄せられている。台所用品でこれほどまでに人気を博しているものは他にない。
この人気の電気圧力鍋が、 Amazonのプライムデーでさらに割引販売されたのだから、巷では大騒ぎだ。例えば6クォートモデルは41%引きの87.99ドルで販売されている。

ボタンを押すだけで美味しい料理が簡単・便利に作れるというのは、アメリカ人のライフスタイルにはドンピシャのようだ。