Pizza HutがAmazonロッカー方式を実験


Pizza HutがAmazonロッカー方式の受け取り方法を実験的に導入した。

Pizza Hut/Engadgetより

Engadgetによれば、ハリウッドのPizza Hutでは、持ち帰り用のピザを受け取る方法として、お店の中に設置したAmazonロッカーのような場所で受け取るという方法を実験的に導入した。注文はどんな方法でもよく、持ち帰りにした場合にこのオプションが選べるというもの。

それぞれのボックスにはロックがかかるドアがあり、個別のディスプレイが付いていて、注文した人の名前の一部が表示される。中の品物は温かいものは温かいままに、冷たいものは冷たいままに保たれる。

支払いを済ませた後に、ドアをダブルタップするとロックが解除されて品物を受け取ることができる。注文した人がお店に到着していなかったり、支払いを済ませていなかったりすると、ロックは解除されないので、他人が勝手に持って行ってしまう心配はない。

Pizza Hutでは、この実験の結果がどうであれ、西海岸では他の都市にもこの「completely frictionless(完全に摩擦のない)」の受け取り方法を増やす計画だ。

「摩擦」というと、人間関係では喧嘩のような状態も含まれる。さては、これまでに持ち帰り用のピザをカウンターで受け取るときに、店員と客との間で「摩擦」が多かったということか。

たとえ「摩擦」はそれほどないとしても、この方法は、完全に店員とのやり取りをすることなくピザが受け取れるので、英語ができない人や人間関係が苦手な人にとってはいいかもしれない。

また、病気などで話しができない人でも、ピザが受け取れるというメリットもある。

これも一種のバリアフリー対策と言ってもいいのではないか。