ハーバード大学で常識を覆す画期的なレンズが開発された。

Engadgetによると、ハーバード大学のジョン・A・ポールソン工科大学応用科学研究科(SEAS)の研究チームが画期的なレンズを開発した。
カメラ、メガネ、望遠鏡など、これまでの光学機器の常識を変えるレンズだと伝えている。
従来のレンズは光の波長による屈折率の違いをレンズの厚みや湾曲で調整していたので、重くかさばるものにならざるをえなかったが、可視光線の全領域をナノフィン構造で集束させるフラットな「メタレンズ」を開発した。
このフラットレンズ技術を人工筋肉と組み合わせて、人間の目に非常に近いレンズを実現した。しかも人間の目にはできないこともできる。近視、遠視、乱視などの調節もできる。
これまでの技術ではグリッター(ラメ)の一粒くらいの大きさにしかできなかったが、技術改良により直径1cmの大きさにできたことが大きな進歩。
これにより応用の範囲が格段に広がり、現状ではかなりかさばるVR/ARヘッドセットの小型軽量化にも寄与すると期待されている。
確かに素晴らしい研究成果には違いないが、ハーバード大のSEASがこれを発表したのは1年半前の2018年2月のこと。
Engadgetがなぜ今頃、発表されたばかりのニュースのように伝えたのかは不明だ。