車のリース料に落とし穴(その8)

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リースしていた車を返却し、リース料を払い過ぎてしまったので返金を要求しているが、リース会社とディーラーの間でたらい回しにされている件の続編。

ディーラーからはリース会社に連絡するように言われ、リース会社からはディーラーに連絡するように言われていた。

ディーラーに連絡すると、調べて電話すると言われたが、いくら待っても電話は来ない。こちらから電話をすると、担当は席を外していると言う。

ディーラーとの間では、一応、一切の清算が済んでいることを確認するような書類にサインしてしまっていたので、リース会社に再度連絡することにした。

リース会社に電話してみた。以前、webサイトから問い合わせたときの回答で、本件の「質問番号」というものが割り当てられていたので、それを伝えたらスムーズに用件がわかってもらえた。

ところが電話に出た若い女性の担当者は、少し調べてから驚きの返事をくれた。そもそも、請求額と支払額に差はないという。

厳密には1セントの差があったが、それは誤差の範囲内で、最終的にディーラーからリース会社に車の買取金額が支払われたときに調整されているとのことだ。

しかし、現に最近の毎月の請求書と支払額には7ドル以上の差があった。その期間は1年以上にもわたるので、合計すると100ドル以上の差額になる。

それを伝えると、紙の上では差があるがシステム上は差がないとの説明があった。では紙の請求書は間違いだったのかと聞くと、間違いではないと言う。

紙の請求書の金額が違っていたのは、ある時点で州の税率が変わったために一時的に若干の差額が出てクレジット(払い過ぎ)が発生し、それが請求金額に反映されているためとのこと。

その請求どおりの金額を払っていればクレジットが消滅して、次の請求書では正規の金額に戻るはずだったが、こちらが当初から同じ金額を払い続けていたものだから、クレジットがいつまでも消えずに、毎月の請求額に反映されていたということだ。

つまり、毎月出ていた差額は合計されるべきものではなく、その時点での払い過ぎ分を示しているだけということになる。最終的な差額は最後の請求書に対する支払額との差額なので、7ドル程度ということになる。

わかりやすく財務諸表に例えるとすれば、毎月出ていた差額は損益計算書上の差額ではなく、貸借対照表上の差額ということか。余計わかりにくいか。

しかし、毎月の請求書にはそのような説明が一切ないので、常識的に考えれば毎月請求されていた以上の金額を余計に払い続けていたとしか考えられない。

クレジットがどうのという説明は、請求書には一切書いていないが、これは請求システムに不備があるということか、と聞いてみた。

不備ではないが、そのような顧客の個別の状況に対応できるようになっていないだけだとの返事。

そうは言われても、まだ納得が行かないので、きちんと最終的な計算書を作って、払い過ぎの分はこれだけあって、最終的にこのように調整されたということがわかるような書類を作って送ってくれないかと頼んでみたら、それはできないという。

計算書はすべてシステムで自動的に作成・発行されるので、そのような個別の要望には応じられないという。

じゃあ、メールでもレターでもいいからその内容を文章で説明してくれないかと言ってみたら、それもできないという。その部署では電話で説明することしかできず、メールやレターで連絡することは認められていないと言う。

担当者もやや切れ気味となり、「電話での説明だけでどこがわからないの、少し速くしゃべりすぎたかしら」と言うので、「いや、根本的な考え方がわからない」と答えた。

毎月請求書をもらっていて、その金額よりも多い金額を毎月払っていたのだから、毎月差額が発生していて、それを合計した金額が最終的な差額だと考えるのが自然ではないか、と言ってみたが、担当者は「差額は合計されない」と繰り返す。

それが違うと言うのなら、それがわかるような請求書でないと困る。少なくともきちんとした計算書を送ってくれるか、文書での説明が欲しいとも伝えた。

さらに、毎月の請求額と支払額が違っているのに、なぜ教えてくれないのか、誰も気がつかないのか、アラームのようなものは出ないのか、とも聞いてみた。

それに対しては、請求書をペーパーレスにしているからだとの驚くべき返事が返って来た。ペーパーレスにすると、そんな重要な連絡も来ないのか。ペーパーレスにしても、紙の請求書と同じものがダウンロードできる。現に手元にあるのはそれだ。さらに重要な連絡はメールやレターなどでも送ってくれるはずだ。

担当者は相当疲れているようだ。説明が意味をなさなくなってきた。最後に、これ以上の説明が必要だというのなら、説明できる者に代わるというので、「是非」と言って代わってもらうことにした。

最初に電話をかけてから1時間以上も経っていた。まだ解決の兆しが見えない。それにしても、今になって払い過ぎの金額がわずかだったことが判明したのは残念だ。既にそれ以上の労力をかけてしまっている。