T-MobileがプランBを準備

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T-MobileがSprintとの合併が実現できなかったときのために「プランB」を準備している。

T-Mobileは9月12日に2.5GHz帯周波数の実験免許を申請した。これは「ミッドバンド」と呼ばれる5Gサービスに使える周波数。

実験自体は4月から実施していたが、そのために取得していた特別臨時許可の有効期間が10月2日に切れることから、引き続き実験が行えるようにするもの。

Kansas City Business Journalによれば、これはT-Mobileにとって、Sprintとの合併が実現できなかったときのためのバックアッププラン(プランB)だ。

Sprintとの合併が実現すれば、Sprintがふんだんに保有しているミッドバンド周波数が使えるようになるが、合併が実現できなければ、この周波数帯を自分で何とかしないといけない。

T-Mobileは合併の実現に自信を失っているのか。そう言えば、最近、合併の実現性が危ぶまれるニュースが相次いで出ている。

一番の難題は、州の司法長官が共同でT-Mobile/Sprintの合併を阻止する訴訟を起こしていることだ。しかも、この訴訟に参加する州が徐々に増えている。9月3日にイリノイ州が、9月18日にはペンシルベニア州が参加した。この時点で18の州・DCの司法長官が参加している。

9月5日には、T-Mobileの子会社のMetro by T-Mobileのショップで2,200件以上の不適切販売の事例が発覚し、ニューヨーク市がT-Mobileを訴えた.

9月24日には、連邦政府の低所得者向け電話サービス補助金制度「Lifeline」をSprintが不正に適用して数千万ドルの不当利得を得ていたことが発覚したと、FCCが発表した。

これにより、FCCはT-Mobile/Sprintの合併承認を凍結すべきだとの意見も出ている。

この大事な時期に、なぜ次々と問題が発覚するのか。この大事な時期だからこそ発覚しているのかもしれないが、それにしても少し脇が甘いのではないか。