Facebook主導の仮想通貨「Libra」のプロジェクトからPayPalが撤退した。
仮想通貨「Libra」の発行・管理団体である「Libra Association」には当初28社が参加を表明していたが、PayPalの撤退により27社となった。
Libraのホームページでは、早速、参加企業・団体から「PayPal」が削除された。
PayPalは撤退の理由を明らかにしていないが、マネーロンダリングに関する規制当局からの法令順守の要請が関係していると見られる。
当初参加を表明した企業・団体の中では、PayPalが初めての撤退企業となったが、The Wall Street Journalによれば、Visa、MasterCard等も撤退を検討している。
世界の金融システムを変えようという試みなのだから、そう簡単にはいかないことは想定の範囲内だろう。