車のリース料に落とし穴(その12)

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車のリース料を払い過ぎてしまったので返金を要求したがなかなか返してもらえなかった件は、予想外の結末を迎えた。

カスタマーサービスと半年くらい交渉して、やっと返金するとの返事がもらえたが、その後1か月以上待っても返金も連絡もなかったので、「どうなっているのか」と問い合わせたら、「払い過ぎてはいないので返金するものはない」との回答が来た。本件に関して初めてカスタマーサービスに連絡したときの回答とまったく同じだ。話は完全に振り出しに戻ってしまった。

払い過ぎていた金額は、毎月受け取っていた請求書と支払額の差額の合計で、当初128ドルくらいと見込んだが、交渉するうちにカスタマーサービスから、差額の合計は7ドルくらいにしかならないとの説明があった。少しわかりにくい複雑な事情によるものだ。それもリース期間満了の時点でディーラーがリース会社から車を買い取ったことですべての精算が済んでおり、返金するものは何もないとの主張だ。

それでも粘り強い交渉の結果、一旦は返金すると約束してくれたので、それを何の理由もなく果たさないというのは社会的に許されることではない。

カスタマーサービスからの回答に対し、「今まで言ってきたことと違う。もっと経緯を確認してから返事をしてほしい」と返信した。おそらくまた同じような返事しか返ってこないだろうと予想しながら、期待しないで待っていた。

数日後、カスタマーサービスから、「今まで言ってきたことと違う返事をして申し訳ない。今までの経緯を確認して返事する」との回答が来た。その後、1週間くらいしてから、「128ドルを返金する」との返事が来た。

本件に関して初めてカスタマーサービスに連絡したときにこちらから伝えた金額だ。カスタマーサービスにもずいぶん物わかりのいい人もいるものだ。たまたまいい人に当たったか、または面倒くさがり屋さんだったか。

何はともあれ、要求額の満額回答が得られたのは喜ばしい。問題は、返金のチェックがきちんと送られてくるかどうか。今までも返金すると言われて返金されなかったのだから、また同じようなことになる可能性はある。期待しないで待つこととした。

その後、1週間くらいしてから、約束どおり128ドルのチェックが無事届いた。

本件を通して学んだ教訓をまとめると以下のとおり。

  • 車のリース料の請求には要注意。信頼性のある日本車メーカーといえども、リース会社やディーラーはアメリカの会社。ミスもあればいい加減な処理もある。請求額よりも多く支払っても何も言ってくれない。リース終了後もリース料を請求され続けることもある。
  • 銀行口座の自動引き落としは、請求額が変わっても引き落とし額は自動的には変わらないことがあるから要注意。また、リースが終了しても、銀行口座の自動引き落としを停止する操作をしないと、いつまでも引き落とされ続けることもあるので要注意。
  • リースを終了するときにサインする書類には要注意。「一切の精算は済んだので今後一切請求しない」旨の確認書が含まれていることがある。特に返金絡みの問題が残っているときは、安易にサインしない方がいい。
  • 請求ミスや払い過ぎなどの事態に至ったら、すぐにカスタマーサービスに連絡して、しかるべき要求をする。もし要求が拒否されても簡単に諦めず、なるべく論理的に反論し、ネチネチと粘り強く交渉する。粘り強さを見せつけると相手が根負けして諦める可能性がある。ただし、度を超えるとクレーマーや嫌がらせと取られる可能性もあるので、節度を弁える。