Verizonが5Gをボストン等3都市に拡張


Verizonがモバイル5Gサービス「5G Ultra Wideband」の提供地域を3都市追加した。

今回追加されたのはボストン、ヒューストン、スーフォールズの3都市。ただし、各都市の中でも実際に5Gが利用可能な地域は極めて限られていることは他の提供都市と同様だ。

ところで、ボストンとヒューストンは有名だが、スーフォールズは聞いたことがないぞ、という人は多いのではないか。

スーフォールズはサウスダコタ州の都市で、州都ではないが州内で最大の都市なので、同州でサービスを開始するとすればこの都市が真っ先に選ばれても誰も文句は言えない。

「スー(Sioux)」というのはインディアンの部族である「スー族」から来ている。都市名からするとインディアン(ネイティブ・アメリカン)が多そうで滝がありそうなイメージがあるが、人口の90%以上が白人だ。滝があるのは事実だ。フォールズパークという公園にビッグスー川の大きな滝があり、観光スポットになっている。

公園の一角に「Levitt at the Falls」という野外音楽堂があり、毎年夏に無料のコンサートが50回も開催されている。音楽を通じてコミュニティの発展・強化を図ろうというものだ。もちろんこの野外音楽堂も今回の5G提供地域に含まれている。

今回の提供都市の追加により、Verizonのモバイル5Gの提供地域は18都市となった。依然として年内に30都市以上に提供するという計画は変わっていない。