テキサス州がT-Mobile/Sprint合併で和解


テキサス州がT-Mobile/Sprint合併で和解に至り、合併反対訴訟から離脱した。

テキサス州の司法長官は11月25日、T-MobileとSprintの合併に関して和解に至り、合併反対訴訟から離脱すると発表した。

和解条件によれば、合併後の新T-Mobileは以下の義務を負う。

  • 和解日の時点でT-Mobileが提供している音声・テキスト・データの無制限プランと同等かそれより安いプランをテキサス州の全顧客に向こう5年間提供する。
  • T-Mobileの無制限でないデータプランについては、現在の業界水準よりも大幅に安いプランをテキサス州の全顧客に提供する。
  • 5Gのワイヤレスブロードバンドを今後3年以内にルーラル地域を含め大部分のテキサス住民が住む地域に提供し、6年以内には5Gのカバレッジを劇的に拡張することを約束する。
  • SprintとT-Mobileのテキサス州における雇用については、現在と同様の雇用機会をテキサス州の住民に提供する。

これまで訴訟に参加するとしていた州の司法長官の中で、テキサス州の司法長官のみが共和党だったが、この離脱により訴訟に参加するのはすべて民主党の司法長官となる。

また、これにより、12月9日から始まるT-Mobile/Sprint合併反対訴訟に参加するのは14州とDCとなった。