AT&T TV Nowが大変なことに


Disney+の好調さとは対照的に、AT&TのOTTビデオストリーミングサービス「AT&T TV Now」が大変なことになっている。

AT&T TV Nowのホームページより

RokuのストリーミングプラットフォームでAT&T TV Nowが視聴できなくなった、とThe Motley Foolが伝えている。

Rokuは最も人気のあるプラットフォームで、アクティブユーザ数は2,700万件、市場シェアは39%で、業界のリーダーとされている。

他の競合サービス(Sling TV、Hulu + Live TV、YouTube TV)はいずれもRokuを通して視聴できるのに、AT&T TV Nowだけができないとなると、競争上大きな痛手だ。

これまでにも、AT&T TV NowはAndroid TVプラットフォームをサポートしていないという欠点はあったが、Rokuで視聴できないことの方がはるかに深刻な問題だ。

なぜこんなことになってしまったのか。AT&TとRokuの協議が整わなかったからだろうが、どんな条件で折り合いがつかなかったのかなど、詳細は明らかではない。

AT&T TV Nowは2018年10月に加入者が184万件に達し、トップのSling TV(当時の加入者は247万件)を倒すのではないかと思われたが、それから4四半期連続で加入者が減り続けている。

加入者減少の大きな原因は、サービス開始時のプロモーション料金の終了を含む度重なる料金値上げだ。

Rokuを失うことは加入者減少に拍車をかけることになる。