Verizonが4G LTEの4社比較CM

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Verizonの最新テレビCMは4G LTEのカバレッジを4社で比較するものだ。これがなかなか印象が良くないCMだ。

会議室で4社のカバレッジを棒グラフで示して、どのキャリアを選ぶかを議論している。

Verizonが圧倒的に大きいので、皆Verizonを選ぶ。他3社と比べてVerizonがあまりにも大きいので、会議室に笑いが起こる。

別のグラフが出てくる。といっても、前のグラフを白黒にして配置を変えただけで同じもの。皆Verizonだと口々に答え、当たり前だろうという笑いが起こる。色が変わっても関係ないとの声が参加者からも出る。

最後に4社の比較を数字で表したパネルが出るが、これも棒グラフと同じ元データだからVerizonが一番大きい。当然Verizonだという雰囲気。見せ方を変えても関係ないとの声が参加者からも出る。ナレーションもそれを繰り返す。

いかに見せ方を変えてもVerizonが一番であることには変わりがないから、選択は簡単だとのメッセージだ。

これを見て、何となく好感が持てないのはなぜだろう。

印象を悪くしている理由として考えられるのは、まず参加者の笑いだ。これが、Verizonが選ばれて当然という傲慢さや、他社(および他社を使っているユーザー)を小馬鹿にしている態度を感じさせて、あまり好感が持てないのではないか。

また、見せ方を変えても関係ないと言いながら、同じ内容のデータを見せ方を変えて3回も出している。これは見せ方を変えても関係ないことを例証するためにわざとそうしているものだが、あまりにもしつこすぎてうんざりする。時間とお金と電波の無駄遣いという感じがする。

さらに、カバレッジの広さだけで消費者に選ばれると思っているところが大間違いだ。消費者に選ばれるかどうかは値段やサービスなど、さまざまな要素がある。特に値段は大きな要素だ。これを無視してカバレッジだけでVerizonを選ばせようとしているところがあまりにも強引でいい感じがしない。

とは言え、CMというのはそもそも自社のメリットを最大限に訴求するもの(自社の弱点を訴求するはずがない)なので、カバレッジの広さだけを訴求するという手法は間違ってはいないはずだ。

とすると、これは見せ方が悪いだけなのではないだろうか。もう少しユーモアを取り入れるとか、感動や共感を与えるような表現であれば、印象も変わったかもしれない。やはり見せ方は大事だ。

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