Samsungの最新スマホで5Gを試す

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Samsungが5G対応スマホの最新モデルを発表したことで、「早速試してみた」といった体験レポートが出回っている。

Samsungのホームページより

Samsungが2月11日に発表した最新の5G対応スマホは「Galaxy S20」、「Galaxy S20+」、「Galaxy S20 Ultra」の3モデル。リリース予定は3月6日だが前倒しして出荷していることもあり、早くも体験レポートが出回っている。

たとえば、CNBCはGalaxy S20 Ultraをニューヨークで試してみた結果を伝えている。

まずはVerizonの5Gを試してみた。ハイバンド周波数を使っているので高速性には強いはずだ。たしかに速度は素晴らしく、1.1Gbpsを記録した。自宅で使っている固定インターネットよりも速い。

ところが、カバレッジがものすごく狭い。少し歩いたり建物の中に入ったりするとすぐに4G LTEになってしまう。ただ、4G LTEでも300Mbpsくらい出るので結構速い。

問題は、速度が速い以外、特に目玉となるメリットがないということだ。遠隔医療やゲームなどでは5Gの威力が発揮されるのかもしれないが、今のところ一般的な利用者にとって5Gでないダメだというアプリがない。

しかもVerizonの5Gサービスはプラン料金に加えて月10ドルの追加料金がかかる。今のところは免除されているが、いつ適用されるかわからないという不安定な状態。この点はT-MobileがVerizonの5Gを批判する際の攻撃材料の一つになっている。

一方、T-Mobileの5Gを使ってみたところ、少しわかりにくいとの感想だ。Verizonは5Gのエリアとそうでないエリアで速度が明確に違うが、T-Mobileのローバンドによる5GはLTEよりも少し速い程度なので、違いが明確でない。その代わり「全国提供」を宣言しているだけあって、カバレッジは広い。ただし、サンフランシスコはカバーされていない。

Sprintはミッドバンド周波数を持っているので、5GサービスはちょうどT-MobileとVerizonの中間に位置し、T-Mobileより速度が速くVerizonよりカバレッジが広いという特性がある。これはT-MobileがSprintを買収したかった理由の一つでもある。

AT&Tはローバンドとハイバンドの両方を持っているが、ローバンドは上記同様、LTEより少し速い程度で、ハイバンドは企業向けに限っているという限定的な状況だ。

もちろん最新スマホは5G以外にも機能や性能で優れた点はあるので、その点を考慮して選ぶのならいいだろうが、5G対応だからという理由で選ぶことには現時点では意味はないとしている。

結論としては、今のところは「5Gに期待するな」ということになる。