T-Mobile/Sprintの合併断行をカリフォルニア州が一蹴


T-Mobile/Sprintが合併を断行するとの通知を、カリフォルニア州の公益事業委員会(CPUC)が一蹴した。

T-Mobileの前COO(現CEO)のマイク・シーバート氏からの「これ以上待てないので合併を完了する」との書簡に対し、CPUCで本件を担当するクリフォード・レヒチャフェン委員は、同委員会が最終決定を下すまでは合併を開始してはならないとする決定書を4月1日に発出した。

同州公益事業法第854条(a)では「個人、法人を問わず、この州の法律で設立されたか否かにかかわらず、何人も、事前に同委員会からの承認を取得することなく、州内で設立され事業を行う公益事業者を、直接的または間接的に、合併、取得または支配してはならない。」と定めている。

T-MobileもSprintも共に州法に基づき同委員会の管轄下にある公益事業としての電話会社を保有している。したがって両社のカリフォルニア州内の事業の合併にはCPUCの承認を要する。よって懸案中の申請についてCPUCが最終決定を発出するまではカリフォルニア州内の事業の合併を開始してはならない、というもの。

果たしてT-Mobile/Sprintの反応や如何に。