新型コロナでUberがアプリ変更


新型コロナ感染拡大の防止に向けて、Uberがアプリの変更を発表した。

Uberの発表映像より(以下同じ)

アメリカでは新型コロナは最近やや落ち着きを見せており、州や都市によっては外出制限を緩和するところも出てきた。とは言え、まだまだ油断はできない。

外出制限中は、Uberはなるべく利用しないよう「Thank you for not riding with Uber」と呼びかけていたが、たとえ外出制限が解除されたとしても、Uberを利用するドライバーや乗客には、感染拡大を防止するためにマスクを着用するなどの措置が引き続き求められる。

これを徹底するため、Uberは5月18日から、アプリ上で感染防止のためのチェックリストを提供し、同乗者の人数を制限し、ドライバーのマスク着用を確認する手順を追加するなどの措置を実施する。

ドライバーも乗客も、感染防止のためのチェックリストを読み、同意しなければ利用できない。さらにドライバーはアプリ上で自撮りをしてマスク着用を確認する手順を踏まなければ乗車のリクエストを承諾することができない。

ドライバーや乗客がマスクをしていないときは、乗客やドライバーはそれを理由にキャンセルすることもできる。以前はキャンセルをすると評価が下がるのでなかなかやりにくかったが、これからは「マスクをしていない」という理由で堂々とキャンセルすることもできるし、遠慮なく低評価を付けることもできる。

マスクをしていないということで低評価が付いたユーザには、マスク着用の義務について注意喚起するメッセージが送られ、それでも何度も違反するとアプリが利用できなくなる。

Uber Eatsも同様だ。配達するドライバーや、レストランの担当者なども、マスクを着用していないとかソーシャルディスタンスを守ってないなど、問題の行為を見つけた場合には、フィードバックで報告することができる。

当然ながら、当面は相乗り型の「UberPOOL」は利用できない。ドライバーと距離をとるために、乗客は助手席に乗ることもできない。

感染拡大を抑えるために、当面「シェアリング」は極力避けることが望ましい。