電動スクーターが元気だ


電動スクーターのScootが割と元気だ。

Scootのメディア向け情報より

新型コロナの影響でレンタカー業界などは大変な状況だが、元気な業界もある。

レンタカー業界を苦境に追い込んだ一因とされているライドシェアリングやカーシェアリングはどうかと言うと、Uberが6,700人の人員削減、Lyftも17%の人員削減、Getaroundも人員削減しながら身売り先を探すなど、やはりコロナの影響で状況は厳しいようだ。

そんな中で、比較的元気がいいのが電動スクーターシェアリング。キックボードにモーターが付いたようなものだ。

TechCrunchによれば、Bird傘下のScootはシェアリング用の電動スクーターを300台サンフランシスコに再導入した。メモリアルデーの週末までには500台を用意するとし、またサンフランシスコ市内の利用可能エリアも拡張したとも伝えている。

ちなみに、メモリアルデーとは5月の最終月曜日(今年は5月25日)で、「戦没者追悼記念日」などとも呼ばれ、元々は南北戦争で命を失った兵士たちを称えた日。現在では戦没者に限らず、亡くなった身近な人をしのぶ日として広く解釈・実践されている。

例年、この日を含む週末は、海や山へ出かけたり、バーベキューをしたりして、アウトドア活動が活発化する。そういう意味でメモリアルデーは夏の始まりとして象徴的な日になっている。ただし正式には6月20日の「夏至」から夏が始まることになっている。

今年は新型コロナの影響で今まで外出が制限されていたが、最近は徐々に緩和されて、溜まっていた欲求を晴らすべく外出する人も増えて、明るさを取り戻し始めたところ。

そんなタイミングでやってきたメモリアルデーだから、さぞかし電動スクーターに乗る人も多いだろうと見込んだのだろう。

たしかに「3密」が防げる乗り物ではある。