新型コロナと5Gは関係があるとのツイートに対してTwitterが「事実確認」の警告を付けている。
このところTwitterの「検閲」が活発だ。先日はトランプ大統領のツイートに対してTwitterが「事実確認」や「ルール違反」の警告を付けて話題になったが、今度は新型コロナと5Gを関連づけるツイートにも警告を付けている。
EngadgetやBusiness Insiderなどによれば、「5G」と「コロナ」の両方が含まれているツイートは、内容の如何に関わらず警告が入るとのことだ。
たとえば、こんなツイートも。
Hmmm today I will get the facts about 5G Corona pic.twitter.com/GgFuH1J18E
— Mistress Womble (@bee_of_the_bird) June 7, 2020
このツイートをブログに組み込むと警告が表示されないこともあるが、通常のTwitterの画面で見ると、以下のように警告が表示される。

警告に貼られたリンクを辿ると、「コロナウイルスは5Gとは関係がない」というタイトルのスレッドが表示される。すなわち、コロナウイルスと5Gは関係があると呟いたツイートは、「偽情報」だとのレッテルを貼られたことになる。
トランプ大統領のツイートを「偽情報」と決めつけるのもどうかと思うが、新型コロナと5Gは関係があるというのを「偽情報」と決めつけるのは、やり過ぎではないかと思う。
間違った情報を鵜呑みにして拡散してしまう場合もあろうが、少なくとも議論が分かれるような話題に関しては、そういう主張もあるという理解で、そのままにしておいてあげてもいいのではないか。
5Gと新型コロナは関係があると信じ込んだ人が、5Gのアンテナを破壊したり放火したり工事の人に暴力をふるったりする犯罪行為を誘発する恐れがあることへの配慮もあるようだが、それは犯罪行為をする人が悪いのであって、その情報のツイートを見て破壊行為に至ったのだからTwitterが悪い、という人はいないだろう。
いや、いるか。