T-Mobileが固定インターネットの試行拡大


T-Mobileが一般家庭向けの固定インターネットの試行サービスを拡大している。

T-MobileはLTEを使った固定インターネットの試行サービスを、ルーラル地域を中心とした地域限定かつ招待ベースで2019年3月から提供しているが、これをミシガン州の一部地域に拡張したと、7月8日に発表した。

ネットワークは現在はLTEを使用しているが、5Gを使用したサービスもまもなく開始する予定にしている。

平均の下り速度は50Mbps以上で、料金は月50ドル。税・サービス料諸費用込みで、契約期間の縛りや隠し料金などもない。機器使用料もなく、サービス開始時の一時金もない。

月々のデータ使用量の上限もないが、ネットワークの混雑時には速度が遅くなることがあるとしている。

他社のサービスでは、当初「プロモーション」と称して安い料金で顧客を引き付けておいて、後で法外な値上げをするのが常だが、T-Mobileはそんな「あこぎ」なことはしないとしている。

まだ本格サービスの開始に至ったわけではないが、限定的な試行サービスで利用者の反応が良かったため、「本格的な試行サービス」に移行することにしたもの。

ケーブルインターネットを始め、既存の固定ブロードバンドサービスに不満や不便を感じている利用者は多い。この市場もT-Mobileにとっては「宝の山」に映っているのかもしれない。