Yahoo MailとWalmartが提携して、コロナ後の新常態に対応する。

Verizon傘下のYahoo Mailが小売大手のWalmartと提携した。提携の内容は、Yahoo Mailの受信ボックスからWalmartのショッピングカートに直接商品を入れることができるようにするというもの。
その背景として、コロナの影響でグロサリーのオンラインショッピングが新常態になっていることを挙げている。調査会社のInmar Intelligenceによると、グロサリーをオンラインで購入している人は80%で、コロナ前よりも40%増加しているとのことだ。
Eメールとオンラインショッピングを結びつけることで、メールをしながらショッピングができるという新体験を提供する。
Yahoo Mailのユーザ数は約9億人。Walmartはグロサリーを扱う小売店としては最大手とされている。両社が提携することで、コロナ後の新常態のビジネスチャンスをものにしようという狙いだ。
「今どきEメールか」という懐疑心が湧かないわけではないが、Twitterよりも多くのユーザが利用している可能性があり、意外と侮れない存在かもしれない。
さらに、Yahooは過去に最大級の顧客情報流出事件を起こしたりしているので一抹の不安がないわけではないが、Verizonの傘下になってからセキュリティは大幅に強化されているはずだ(と信じたい)。