中古車を自動販売機で販売するCarvanaが、コロナ禍で脚光を浴びている。

ボタンを押すと車が出てくるというCarvanaの巨大な「自動販売機」は実在するそうだが、設置場所が近くにない場合はオンラインで注文して自宅に配達してもらうことも可能だ。
コロナ禍で対面販売が困難な中、オンラインショッピングはグロサリーだけでなく他の商品にも有効で脚光を浴びている。車も例外ではない。
実は、このブログで最初にCarvanaを紹介したときは、評論家などが「容易に真似される」、「競争が激しい」などの理由であまり有望視できないとの反応を示していたこともあり、面白いが一過性のビジネスに終わるだろうと見込んでいた。
ところがその後、意外にも長続きしていることがわかり、それどころか多額の資金調達にも成功していたので、驚きを込めて近況を紹介した。
それが、最近のコロナ禍で、ますます活躍の場が広がっているという状況だ。
コロナ禍の中でニューヨークからアトランタに引越したEngadgetの編集者が、Carvanaを利用してトヨタのRAV4を購入した体験談を紹介している。引越しといういくつも面倒な手続きがある中で、この車を買うという手続きが一番簡単だったそうだ。
それでも車をオンラインで買うという体験にはさまざまな不安がつきまとう。まして中古車であれば尚更だ。実物を見なくていいのか、試乗しなくていいのかなど。
Carvanaには「7日間返品保証」があり、これでかなりの不安が解消されているようだ。