Verizonが固定インターネットを拡張


Verizonが5GとLTEによる固定インターネットの提供地域を拡張した。

Verizonは10月1日、5Gによる固定インターネット「5G Home」の提供地域を2都市追加した。今回追加したのはミネソタ州のミネアポリスとセントポール。2都市追加しても提供地域は未だ8都市と、極めて少ない。

今回の拡張では顧客宅内に設置するゲートウエイ端末を新しくしたことも大々的に発表した。下り速度は最大で1Gbps、通常でも300Mbps程度。しかも設置作業はAR技術を駆使してユーザが自分でできるという点も売り文句にしている。

「5G Home」の提供地域は年内には10都市以上にすると言っているので、今年中にあと2都市以上は追加される可能性がある。なお、モバイル5Gの「5G Ultra Wideband」の方は36都市のまま。

Verizonの5Gサービスはハイバンド周波数(mmWave)のみを使用するため、カバレッジの狭さが課題だ。

Verizonの5Gサービス提供都市

Verizonはまた、同日、4G LTEによる固定インターネットも拡張したと発表した。今回の拡張によりルーラル地域で利用できるエリアが広がり、48州の189都市で利用できるようになった。利用できない州はアラスカとバーモントだけとなった、なおLTEの場合は下り速度は25-50Mbps程度となる。

無線を使った固定サービスは最近キャリアの間で重視されるようになった。設置が簡単でコストが削減できるということもあるが、コロナ禍で技術者が顧客宅に行けなくなったということも追い風になっている。