AT&Tが5G+を拡張


AT&Tが「5G+」の提供地域を拡張した。

AT&Tは10月5日、ハイバンド(39GHz)周波数による5Gサービス「5G+」の提供地域をウィスコンシン州ミルウォーキーに拡張したと発表した。これにより「5G+」の提供地域は36都市となった。

AT&Tの「5G+」の提供都市

ハンバンドの5Gは他社も同様、なかなか提供地域の拡張が進んでいない。AT&Tは「5G+」の提供地域が2019年末時点で35都市になったと発表したのが2020年1月のことで、それ以来の久々の拡張となる。

ところで、今回はなぜミルウォーキーなのかと疑問の声が上がるかもしれないが、「ミラービール」の発祥地だからという理由しか思い浮かばない。

ミルウォーキーの中でも5Gが利用できるエリアは今のところダウンタウンの一部地域に限られ、今回はプロバスケットボールチームのミルウォーキーバックスの本拠地である屋内競技施設「ファイサーブ・フォーラム」、その周辺のスポーツ・娯楽地区の「ディアー・ディストリクト」、プロ野球のミルウォーキー・ブルワーズのホーム球場である「ミラー・パーク」が対象となっている。

ビールを飲んでスポーツ観戦をしながら、スマホで5Gを使いまくるという利用形態が想定される。

ただし、今はコロナの影響で大規模なイベントが開催されていないので、そのような利用形態はもうしばらくお預けということになりそうだ。