T-Mobileが固定LTEをさらに拡張


T-Mobileが固定LTEサービスの提供地域をさらに拡張した。

T-Mobileの固定LTEサービス「Home Internet」は10月に提供地域を450都市以上増やしたばかりだが、11月9日にはさらに130都市以上追加したと発表した。

前回同様、対象都市はルーラル地域が中心で、ミシガン、ミネソタ、ニューヨーク、ノースダコタ、オハイオ、ペンシルベニア、サウスダコタ、ウエストバージニア、ウィスコンシンの9州にわたる。

前回の拡張はAT&TがDSLインターネットを廃止すると発表した直後で、AT&Tに見捨てられたコミュニティを救うという趣旨を明確にしていた。今回は特にそれは謳っていないが、趣旨は前回同様と思われる。

下り速度は通常25Mbps程度で料金は月50ドルと、格安ではないが法外な料金でもないので、代替サービスがなくて困っていた人たちにとっては朗報だ。

来年には固定5Gサービスも導入される予定だが、使用する周波数によっては速度はLTEと変わらない可能性もあるので、過度な期待は禁物だ。

それにしても、「Home Internet」はこれだけ提供地域が増えているというのに、まだ「パイロット(試行)サービス」の扱いだというのが不思議だ。

しっかり料金をとっていることだし、そろそろ「本格サービス」と呼んでもいいのではないか。