CNNはトランプ大統領をノーマライズしない


CNNの反トランプ報道の内幕が暴露されて、巷では騒然としている。

大手メディアの偏向報道が問題になっているが、このほどCNNのトランプ大統領への敵対行動が組織的なものである証拠が明らかになり、報道の中立性を欠いていると、FOXニュースなどが報じている。

自称「ゲリラジャーナリスト」のジェームズ・オキーフ氏率いる団体「Project Veritas」がCNN社内の2か月にわたる電話会議の録音を入手して公開した。

10月9日の電話会議では、CNNのジェフ・ザッカー社長が幹部に対し、トランプ大統領を「ノーマライズ」しないよう指示している。しかも、くれぐれも「ノーマライズ」しないようにと、繰り返し強調して念を押している。

たとえば、大統領はコロナ感染の治療によっておかしくなったために「常軌を逸した」行動をしている、などと報道するよう指示している。つまり、トランプ大統領を「まともな人物ではないように報道すること」が「ノーマライズ」しないということだ。

逆に、バイデン前副大統領の息子のハンター・バイデン氏のスキャンダルについては無視するよう指示している。これが「ノーマライズ」するということだ。

「ノーマライズ(正常化)」とは基本的には異常な状態を正常な状態に変えること。この言葉はいろいろな場面で使われ、それぞれの場面で微妙に意味が変わるが、メディア業界ではこういうときに「ノーマライズ」を使うのかと気づかされた。

すなわち、CNNによれば、メディア業界における「ノーマライズ」とは、不正があっても「報道しない」もしくは「不正はなかったと報道する」こと、ということになる。

こんなメディアは「正常」じゃない。