Twitterが新型コロナの「ワクチン」に関するツイートも検閲すると言い出した。
As the global distribution of #COVID19 vaccines begins, we’re providing guidance on how we’ll address potentially harmful misleading content about these vaccines and help people stay informed. https://t.co/1rRi5QWILz
— Twitter Safety (@TwitterSafety) December 16, 2020
Twitterの検閲はとどまるところを知らず、とりわけ大統領選に関する検閲は投票日から1か月半を過ぎてもなお活発だが、新たに新型コロナの「ワクチン」に関するツイートも検閲すると発表した。
新型コロナのワクチンのグローバルな配布が始まったことから、ワクチンに関する有害で誤解を招く可能性のあるコンテンツについて検閲を強化することにしたというもの。
新たなガイドラインによれば、ワクチンが人口削減のために意図的に使用されているという陰謀論めいたものはもとより、ワクチン接種による効果や副作用に関する間違った主張、新型コロナは実は存在せず、またはそれほど深刻なものではないので、ワクチン接種は必要ないというような間違った主張なども削除するとのことだ。
「間違った主張」と言っているので、関連していても「正しい主張」ならおそらく削除されないのだろうが、何が正しくて何が間違っているのかを誰がどうやって判断するかが問題だ。
昨今は大手メディアの報道が必ずしも正しくないということは広く知れ渡っている。著名な学者の言うことが必ずしも正しくないことも往々にしてある。多くの人が正しいと信じていることが、必ずしもそうではないこともありうることは歴史が証明している。
ワクチンに関しては人の命にかかわりうる問題であることから、情報の取り扱いには慎重を期する必要があるが、だからこそ、ワクチンに関しては反対の立場の意見もあることを知らしめることも必要なのではないか。
Twitter上で流れている情報はすべて正しいものだとは誰も思っていないだろう。