大統領選とTwitterのおかしな動き


今回の大統領選とTwitterにはおかしな動きが多く、混乱はまだ続きそうだ。

1月6日の上下両院合同会議では、一応、今回の選挙人投票の有効性を認証し、次期大統領としてバイデン氏の選出を確認したが、いろいろと混乱や異常な事態が起きている。

大きな混乱としては、不正選挙が疑われる州の選挙人の投票についてはペンス副大統領が拒否することができるとされていたのに、土壇場で自らそれを否定して議会の決定に委ねると表明したこと。結果的にトランプ大統領を裏切るような行動となった。

また、これまでトランプ大統領を支持していると思われていた共和党の議員たちや側近たちの中にも造反者が続々と出てきたことも驚きだ。

合同会議では不正の疑いのある州の選挙人の投票結果に意義を申し立てると宣言していたが、突然異議申し立てを撤回する議員が何人も出てきた。

さらに、トランプ大統領の呼びかけにより、合同会議に合わせて選挙の不正に対する抗議活動が議事堂周辺で行われたが、テロリスト集団「Antifa」のメンバーが紛れ込み、議事堂内に侵入したことで騒然となり、銃撃で死者まで出るという不幸な事態となった。

議事堂周辺を警備していた警官が侵入を食い止めるどころか、バリケードを解除して侵入を促し、議事堂内では警官が侵入者を道案内するような不審な動きをしていたという情報もある。

その不審な動きの情報や動画を紹介しているサイトもあるが、それに関して大手メディアは一切伝えておらず、逆にトランプ支持者が議事堂内に侵入して会議を妨害したと一斉に非難して報道しているのが異様だ。

大人数の抗議集会をすれば、テロリストが紛れ込んで暴動を起こすことは十分に予想されただろうに、トランプ側がなぜあえてこの機会に大勢集まるように呼びかけて、騒乱を防ぐことをしなかったのかも不可解だ。

加えて、この選挙人の投票結果の認証手続きという重要なタイミングにTwitterがトランプ大統領のアカウントを停止してしまったことも異常な動きだ。

そのために、合同会議で交わされる意見に対してトランプ大統領がコメントしたり反論したりする機会が奪われてしまった。トランプ大統領側の弁護士や関係者のアカウントも多数停止された模様だ。

議事堂への侵入者のために騒然として、合同会議が一時中断した後、トランプ大統領が抗議活動の参加者に対して、平穏無事に帰宅するよう呼びかけたツイートやビデオまでが、Twitterのルール違反として警告を受けた後に削除されてしまったこともおかしな動きだ。

トランプ大統領のTwitterページ(投稿の削除前)より

Twitterが当該ビデオやツイートを削除したのは暴力の賛美を禁じているTwitterのルールに違反しているという理由のようだが、「平穏無事に帰宅しよう」と参加者に呼びかける投稿を削除することは、逆に暴力の助長ではないかとさえ思える。

トランプ大統領のTwitterページ(投稿の削除後)より

今までなるべく公平に物事を把握するために常に両サイドの情報を見聞きするように努めていたが、この措置の関係か、突然、トランプ側の情報が極端に入らなくなってしまった。

バイデン側の情報ばかりが入ってくるようになると、何となくバイデン側が正しくてトランプ側は極悪だと思えてくるから不思議なものだ。一方的な情報のみに晒される危険性を少し実感した。

それにしても、今回の選挙は投票前からどうも怪しいと思える点が多すぎる。「怪しい」というのは、バイデン側に不自然に有利に進みすぎているという怪しさだ。トランプ側も不正選挙に関する決定的な証拠を持っているのにまだ出さないでいるという怪しさもある。

もし本当に決定的な証拠を持っているとすれば、なぜ出さないのか。いつ出すのか。まるでわざと泳がせておいて「おとり捜査」でもしているような感じだ。

大手メディアで報道されていない情報の中には、誰が敵か味方かを最後の最後まで見極めようとしているとか、反逆罪の成立を待っているなどの情報もある。これから何が起こるか、まだわからない状況だ。

そういうわけで、大統領選挙の混乱はまだ続きそうだ。