5G競争のトップ争い激化


5Gネットワークの評価でAT&T、T-Mobile、Verizonのそれぞれがトップを取ったと発表した。

まずAT&Tは1月19日、2020年第4四半期のOoklaのスピードテストでトップだったと発表した。下り速度の中央値でトップになったという内容で、「最速の全国5G」の称号を手にしたと謳っている。

Ooklaスピードテストによる5G下り速度の中央値(AT&Tの発表文書より)

次にT-Mobileが1月25日、2021年1月版のOpenSignalの5Gユーザ体験レポートにおいて、カバレッジ(アベイラビリティ)と速度(下りと上り)でトップを取ったと発表した。また、同レポートでは5Gのビデオ体験ではVerizonがトップだったことも示されている。

OpenSingalによる5Gユーザ体験レポートの評価(T-Mobileの発表文書より)

そしてVerizonも1月25日、2020年下半期のRootMetricsによる全国5Gを含むネットワーク評価において、7項目すべてでトップを取り、総合で最良のネットワークと評価されたと発表した。総合トップの栄冠は2013年以来、15回連続の受賞だとしている。

RootMetricsによるネットワーク評価(RootMetricsのレポートより)

テストの期間、場所、項目、切り取り方などによりさまざまな結果が出ることは言うまでもない。

1つの教訓としては、何事も複数の情報を参照することが大切だ。