FacebookのCEOがワクチンを否定すると


FacebookのCEOは新型コロナのワクチンに対して否定的な意見を述べていたことがある。これはFacebookの新方針に照らしてどうなのか。

Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは、新型コロナのワクチンは基本的にはDNAやRNAを変異させるので、長期的な副反応については不明だと述べている、とProject Veritasが指摘した。

これは昨年7月に行われたFacebookの社内ミーティングの非公開映像であるが、勇気ある内部告発者が提供したものだそうだ。

さらに、昨年11月にはザッカーバーグCEOはアンソニー・ファウチ博士との公開ビデオ会議で、「ワクチンはDNAを変異させないんですよね」と念を押すように確認している。

すなわち、ザッカーバーグCEOは、昨年7月時点ではワクチンはDNAを変異させると考えていたが、11月にファウチ博士に確認する前には、ワクチンはおそらくDNAを変異させないだろうとの考えに変わっていたようだ。どうして考えが変わったのかについては定かではない。

そして、Facebookは今年2月にワクチンに関する否定的な情報を含む投稿を一切禁止・削除するとの新方針を発表している。

さて、問題は同CEOが昨年7月に「ワクチンは基本的にDNAを変異させる」と述べていた映像がもしFacebookに投稿されたら、新方針に従って削除されるのかどうかだ。

この映像自体は直接Facebookに投稿されたものではないが、この映像を入手したProject VeritasがそのFacebookページに投稿している。この投稿がどう扱われるのか、新方針に従って削除されるのかどうかが見ものだ。

もし削除されれば新方針が厳格に適用されていることがわかるし、もし削除されなければ、FacebookのCEOの発言は特別扱いされている可能性がある。

もっとも、Facebookがこれを削除するかどうかよりももっと重要な問題は、ワクチンがDNAを変異させるのかどうか、そして人体に悪影響がないのかどうかだ。

最近は検閲強化の影響か、ソーシャルメディア上ではワクチンの悪影響に関する情報やそれを心配するコメントなど見かけることが少なくなったような気がするが、webサイトにまではまだ検閲が及んでいないようだ。

ワクチンの安全性については根拠のないデマもあるだろうし、知識のなさから過度な不安を抱いている場合もあるだろうが、たとえばこの医師やこのサイトなどのように、専門的な識見を有する医療関係者の中にも危険性を丁寧に解説して警鐘を鳴らしている人がいる。このことをどう受け止めるべきか。

真摯に耳を傾けるべきではないのか。もちろん個人の判断に任せるべきだろうが、少なくとも耳を傾けたい人のところには届くよう、ブロックなどはしてはいけないのではないか。

玉石混交の情報の中でワクチンに否定的な情報をすべて封殺して、肯定的な情報のみを拡散させようとする動きは、どう見てもおかしい。