T-Mobileは企業通信に本気モード

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T-Mobileがビジネス向けの「アンキャリア」施策として、大変革ソリューションを提供すると発表した。

T-Mobileの発表資料より

T-Mobileは3月4日、大企業・政府機関とその社員・職員向けに、時代の大変革に対応するソリューション「WFX」を提供すると発表した。

このソリューションを米国の最大・最速の5Gネットワークと合わせて提供することにより、今日の問題を解決し明日のチャンスをつかむことに資するとしている。

コロナ禍によって従業員の働き方は「WFO(Work From Office)」から「WFH(Work From Home)」へと変わった。そしてこれからは「WFX(Work From Anywhere)」の時代に変わろうとしている。

米企業の90%は将来的には1週間のうち3日以上をリモートワークにすることを計画している。T-Mobileのソリューションは従業員がどこにいても、どこからでも働ける環境を提供する。つまりリモートワークをサポートするものだ。

「WFX」は「T-Mobile Home Office Internet」、「T-Mobile Collaborate」、「T-Mobile Enterprise Unlimited」の3つのソリューションからなる。

  • 「T-Mobile Home Office Internet」は4G/5G回線を使う固定インターネット。専用のルータを提供し、自宅で仕事用とプライベート用で回線を分けることができ、企業向けのセキュリティの高いWi-Fiを提供する。
  • 「T-Mobile Collaborate」はクラウドベースの共同作業用ツール。企業向けの高品質・高機能の電話、メッセージング、ビデオ会議サービスを提供する。AIアシスト機能も付属している。Microsoft 365などの業務アプリとも統合されている。
  • 「T-Mobile Enterprise Unlimited」はワイヤレスサービスの無制限プラン。5Gを含め超過料金はなく、混雑時でもデータの速度が制限されない。

料金は「T-Mobile Home Office Internet」が1回線につき月額90ドルから。「T-Mobile Enterprise Unlimited」は「T-Mobile Collaborate」も込みで1回線につき月額37ドルから。

「T-Mobile Enterprise Unlimited」は3月5日に開始。「T-Mobile Home Office Internet」と「T-Mobile Collaborate」は3月22日から開始する。

T-Mobileによれば、AT&TとVerizonは企業通信市場で91%のシェアを持つのをいいことに、旧式の技術と旧式のプランと隠し料金でバカ高い空腹減量法を企業や政府に押しつけている。

企業顧客をキャリアの死の束縛から解放するのがT-Mobileの使命だとしている。ちょっと大袈裟すぎるが、企業通信に本気モードになっていることはたしかだ。

これからT-Mobileが企業通信市場にどれだけ食い込めるのか、注視することとしたい。