TwitterのCEOが公聴会中にツイート

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Twitterのジャック・ドーシーCEOが公聴会の最中にツイートをして皮肉られた。

偽情報とネット暴力に関して主要ソーシャルメディアのCEOから意見を聴取するための下院エネルギー・商業委員会の公聴会が3月25日にバーチャルで開催された。

証人として、Facebookのマーク・ザッカーバーグCEO、Googleのスンダー・ピチャイCEO、Twitterのジャック・ドーシーCEOが出席した。

この公聴会の最中にドーシーCEOがツイートをしていたのが、民主党のキャスリーン・ライス下院議員に見付かってしまった。

そのツイートというのは、Twitterのアンケート機能を使い、クエスチョンマーク(?)だけをつぶやき、Twitterのユーザに対し「Yes」か「No」か投票をさせるもの。

この公聴会では冒頭から議員たちの日頃のソーシャルメディアに対する不満が立て続けに表明され、質疑応答のセッションでは複雑でなかなか答えるのが難しいと思われるような質問に対して「Yes」か「No」かの答えを迫り、少し長く説明しようとすると遮ってそれ以上答えさせないというやりとりが多かったので、ドーシーCEOがそれに対してフラストレーションを表したものとされている。

ライス議員は予め用意していた質問をする前にドーシーCEOに、「あなたのツイートのアンケートではどっちが勝ちましたか?」と質問し、ドーシーCEOが「Yes」とだけ答える。

さらに、ライス議員が「へぇー、あなたのマルチタスク能力は素晴らしいですね」と皮肉った。公聴会の最中にそんなツイートをするなんて不真面目だ、不謹慎だ、不誠実だなどの気持ちが込められていた。

確かに同議員の気持ちはわかる。公聴会を軽視している、議員たちをバカにしているとさえ感じられたことだろう。それに、ドーシーCEOがツイートをしているのをよく見付けたものだ。同議員もTwitterを見ていたのか。

同時に、ドーシーCEOのフラストレーションもわかる。今回の公聴会は、冒頭で議員たちの不満が並べ立てられ、その多くが、(特に民主党の議員は)ソーシャルメディアの検閲は不十分だと趣旨の過激な発言をしていたからだ。

大統領選挙やコロナワクチンに関して、あれほど恣意的な検閲と強権発動をしたのに、まだ足りないというのか、とドーシーCEOが感じたかどうかは不明だが、そんな雰囲気を感じさせるオープニングだった。

議長のマイク・ドイル下院議員が自ら口火を切って持論を展開した。コロナワクチンに関して国民の多くが「打ちたくない」との否定的な意見を持っているが、その原因はワクチン反対派の情報を放置しているソーシャルメディアが悪いからだと述べた。

同議員はCEOの3氏に対し、「ワクチンはコロナに効くと思うか」と質問し、「Yes」か「No」で答えさせ、3氏が「Yes」と答えると、「それならなぜワクチン反対派の情報を封殺しないのか」と追及し、検閲強化を求めた。

ちなみに、ドーシーCEOだけは「Yes」と答えながらも「ここは個人的な意見を表明する場ではないと思う」と付帯意見を述べ始めたが、やはり途中で遮られた。

5時間以上にわたる公聴会をすべて見たわけではないが、この一部のやりとりだけでも、「何かおかしい」と感じさせるに十分だ。