T-MobileがTVisionを廃止


T-MobileがGoogleと提携したのに伴い、TVisionを廃止することになった。

TVisionのホームページより

T-Mobileは3月29日、Googleとの多角的な提携を発表した。モバイルとTVで業界最高レベルの顧客体験を提供すると謳う。

Googleのメッセージアプリ「Messages」をT-MobileのAndroid端末のデフォルトのSMSアプリにする、PixelやAndroid端末の品揃えを拡充する、Googleのクラウドサービス「Google One」でT-Mobileの顧客のデータをバックアップするなどの施策が含まれているが、TVサービスに関しても大きな動きがある。

T-MobileはGoogleのYouTube TVをT-MobileのプレミアムTVサービスと位置付け、T-Mobileの顧客にはYouTube TVの月額料金を10ドル割引して54.99ドルで提供する。

さらに、広告のないYouTube Premiumについては、T-Mobileの顧客には月額料金(11.99ドル)を3か月間無料にする。

それに伴い、T-MobileのTVストリーミングサービス「TVision」は4月29日をもって廃止する。

なお、TVisionのサービスメニューのうち、「Live」、「Live+」、「Live Zone」は廃止するが、TVストリーミング装置「TVision Hub」は引き続き提供する。

TVisionは2020年11月に開始されたばかりだが、半年という短命に終わることとなった。