昨年はUFOの目撃情報が一昨年に比べて大幅に増えたが、これはコロナ禍が原因だとの見方がある。
2020年はニューヨークでUFO(未確認飛行物体)を目撃したとの情報が前年の約2倍の300件に増えたと、The New York Timesが報じた。米国全体でも約1,000件増えて7,200件以上になっている。
実際にUFOが何らかの目的で(たとえば地球を侵略するために)たくさん押し寄せているのか。
これについて、UFO研究家(「ユーフォロジスト」と呼ばれている)によれば、必ずしもUFOの到来が増えているというわけではなく、むしろ別の侵略者によるものだそうだ。その侵略者とはコロナウイルスだという。
多くの人がロックダウンで家にいることを余儀なくされ、必然的に空を見上げることが多くなったからだという。外出規制が厳しくなった2020年3-4月に急に目撃情報が増えていることがそれを物語るとしている。
それにしても、目撃されるかどうかは別として、それほど多くの(実際にはおそらくそれ以上の)UFOが飛来しているとすれば、それはそれで興味深くもあり、目的によっては脅威でもある。
以前ならこんな話を真面目にすると変人扱いされるところだったが、今はそんな心配はなく、堂々と話ができるようになったことは喜ばしい。
それというのも、2020年8月に国防総省が「UAP(unidenfied aerial phenomena、未確認空中現象)」のタスクフォースを新たに立ち上げると発表したからだ。
それに先立つ2020年4月には米海軍機のパイロットが目撃したUFOの映像を国防総省が正式に公開したことも話題になった。
Pentagon declassifies three previously leaked videos taken by U.S. Navy pilots that show ‘unidentified aerial phenomena,’ which some claim are UFOs pic.twitter.com/Yb7NYulgJ0
— Reuters (@Reuters) April 28, 2020
すなわち米政府としては今後はUFOの存在を否定せず、真剣に受け止めることにしたということであり、もし目撃したらどんどん報告してほしいと奨励しているほどだ。
これにより、今では政治家や国防関係者やCIAの元長官たちも堂々とUFOの話をするようになったと、Washington Postが伝えている。毎日UFOを見ていると言っている海軍のパイロットも現れている。
さらにUFOに関して政府が知っている情報を近々すべて公表することになっており、6月中にそのレポートが発表されるそうだ。
これは楽しみになってきた。