Fordのトラックは非常用電源になる


Fordが発表した最新のEVピックアップトラックは非常時の家庭用電源として重宝する。

Fordのホームページより

Fordは5月19日、オール電化のピックアップトラックの一般用モデル「2022 F-150 Lightning」を発表した。また5月24日には商用モデルの「2022 F-150 Lightning Pro」も発表した。「ディストピア」世界のEVトラックとして、WIREDが紹介している。

一般用も商用も価格や性能に大差はないが、商用モデルには車両の運行管理に便利なFordの商用テレマティクスソフトウェアが付いてくる。

最新モデルの大きな特長は、大容量のバッテリーを搭載しており、家庭用の電源としても使えることだ。最大で9.6kWの電力を供給することができる。コンセントは120Vがフロントトランクに4個、車内に2個、ベッドに4個、240Vがベッドに1個と、全部で11個も付いている。

フル充電状態であれば家全体に3日間電気を供給でき、節電すれば10日間供給し続けることも可能という能力だ。火災、洪水、猛吹雪などが頻繁に起こりうる昨今では特に重宝する。

必要とあらば他の場所に移動して使うこともできるので便利だ。移動式バッテリーと考えてもらっても構わない。

価格は39,974ドルからと、バッテリーとしては少し高めだが、オール電化のトラックとしてはリーズナブルだ。

資金に余裕があれば、防災用として一家に一台置いておきたいアイテムだ。