Cruiseがサンフランシスコで初の無人運転ライドの公道実験を行った。
GMの自動運転子会社のCruiseはサンフランシスコで自動運転ライドの実験中。11月1日の夜にはドライバーなしで初めて乗客を乗せる公道実験を行った。
同社はSFでのドライバーレス走行実験を昨年12月から実施していたがこれまでは助手席に安全オペレータが乗車して何かあれば停止するなどの介入ができる状態だった。今回の実験は安全オペレータもいない完全無人運用で客を乗せる実験。
乗客第1号となったのはCruiseのCTO兼社長のカイル・ボークト氏。当面はCruiseの従業員を対象とした走行実験なので社長が第1号の栄誉に浴するのは当然の成り行き。
ちなみにこの実験を夜に実施したのは、カリフォルニア州車両管理局(DMV)の許可が夜10時から朝6時までの間に限定されているからだ。
実験はスムーズにトラブルもなく成功裏に終了したそうだ。初ライドを終えての同氏の感想は「Speechless」。
誰も乗っていない車が公道を走っているのを見かけるのは奇妙でもあり新鮮でもあるが、それが自分を乗せるために向かってくるとしたら、その感動たるや筆舌に尽くし難いに違いない。
孫悟空の「きんと雲」やスーパージェッターの「流星号」に少し近づくことができそうだ。