iPhone 5の音声品質はSprintがトップ


米3キャリアのiPhone 5の音声品質テストで、Sprintがトップという結果が出た。

これはCNETがニューヨークのオフィス周辺の路上からサンフランシスコに電話をかけて、3社の品質を比較したもの。何とSprintの音質が一番クリアだった。次がVerizon。AT&Tの音質が一番荒く、ノイズも大きかったという。

Sprintの勝因は何だろうと考えてみた。音声品質にはLTEは関係ないので、3Gネットワークの品質ということになる。AT&TのHSPA+による「4G」は、何となく音声品質も良くなりそうな気もするが、テスト結果を見るとまったく関係ないか、逆効果の可能性もありそうだ。つまり、データ速度を優先するあまり、音声が犠牲になっている可能性があるのではないか。

測定地域の電波の強度は音声品質に大きく影響するものと思われる。測定した場所の電波が、たまたまSprintが一番強かったということは考えられる。いろいろな場所で測定すれば結果は変わってくるかもしれない。もし場所を変えても結果が変わらなければ、周波数の帯域幅とか音声のコーディングレートなど、技術的な条件が関係している可能性がある。

さらに、ネットワークが混雑しているかどうかも、おそらく音声品質に影響するだろう。AT&TとVerizonのネットワークは混雑していたのに対し、Sprintのネットワークはガラガラだったということが考えられる。一番可能性が高いのはこれか。

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