電動スクーターと市営交通が提携し、ファースト・ラストマイルのギャップを埋める。

電動スクーターシェアリングのBirdとテネシー州ナッシュビルの市営交通のWeGoが提携した。
自宅からバス停までと、バス停から目的地までの、いわゆる「ファーストマイル」と「ラストマイル」の隙間を電動スクーターで埋めようというもの。
現在はこのファースト・ラストマイルの区間は車を利用する人が多いが、車がないなどの理由で利用を差し控えるケースもある。
これはユーザにとっても不便だが、市営交通にとっても得べかりし利益の損失となっている。
車よりも安くて便利で環境に優しい電動スクーターを利用可能にすることで、需要の取り込みや喚起を図る。
提携によりBirdはWeGoから需要や利用パターンなどのデータを得て、電動スクーターを効率的に配置することができる。
Birdは2018年春からナッシュビルで電動スクーターシェアリングを展開している。2021年にはBirdの利用者が同市の地元産業に75万ドルの経済効果をもたらしたと見積もられている。
さらに理由は不明だが、Birdによれば、同市では女性の利用者が増えているということだ。